材料の廃棄は、地球環境問題の重大な要因の1つである。この認識のもとに、我々は物質・材料の循環を高める必要があると考えている。材料の廃棄では有害物質の蓄積が懸念され、RoHS指令などのように、有害物質の使用禁止や特定物質の使用制限がなされている。これを可能にするには、例えばクロメートフリー化成処理鋼板のように、有害物質を含まない代替材料の開発が必要である。また、現在の資源リサイクルの多くは低グレード材料へのカスケード利用であるが、自動車から自動車へ、缶から缶へのように、使途を制限されないリサイクルが望まれている。そのためには、物質の不純物除去・精製など、多くの材料課題の解決が必要である。 このシンポジウムでは、材料リサイクルにおける材料メーカーの役割について、主として材料ユーザーおよび材料科学の観点から提言する。
1.日時: | 2005年9月28日(水)9:00~12:00 |
| 2.場所: | 第150回秋季講演大会 第18会場(広島大学・東広島キャンパス 工学部106号室) 〒739-8511 東広島市鏡山1-4-1 |
| 3.主催: | (社)日本鉄鋼協会 環境・エネルギー工学部会 グリーンマテリアルフォーラム |
| 4.プログラム | 座長:梅澤 修(横浜国大) | 9:00~9:05 | 開会挨拶 | 梅澤 修(横浜国大) | 9:05~ 9:45 | 「Car-to-Carの視点から見越した鉄鋼材料のあり方」 | 長井 寿(物材機構) | 9:45~10:25 | 「家電リサイクルの現状と課題」 | 早田 輝信(テルム) | 10:25~10:35 | 休憩 |
| 座長:鷺山 勝(JFE) | 10:35~11:15 | 「スチール缶のリサイクルと環境負荷低減への取り組み」 | 堀口 誠(東洋製罐) | 11:15~11:55 | 「マテリアルリースの勧め」 | 中村 崇(東北大) | 11:55~12:00 | 閉会挨拶 | 鷺山 勝(JFE) |
| 5.参加費: | 1,000円(シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布) |
| 6.参加申込み: | 事前申込みは不要です。 |
問合せ先:
(社)日本鉄鋼協会 学会・生産技術部門事務局 大島 TEL:03-5209-7013 FAX:03-3257-1110 E-mail:oshima@isij.or.jp |
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