本会では、人材育成活動の一つとして、大学卒業後5~10年程度の技術者を対象にして、鉄鋼製造の基礎理論と現場の諸問題を結びつけた集中的な学習会「鉄鋼工学セミナー」を昭和50年から開設しております。 本セミナーの特徴は、専門分野ごとのコースに分かれ、約1週間講師と受講者が一同に集い、学び、交歓を深めることにあり、体系的講義とその現場への結びつきとしてのケーススタディ、受講者の発題によるグループ討論のほか、教養講座など有意義なカリキュラムが組まれております。 本年夏に下記のとおり開催いたしますので、奮って受講下さるようご案内いたします。ご希望の方は他コースの科目の聴講もできますので、申込みの際お申し出下さい。 また、定員枠に余裕がある場合は、大学若手教員、大学院博士課程後期在学生の参加も先着順で受け付けます(参加にあたっては、他の受講者と同等の扱いとなります。特に宿泊部屋は、他の受講生同様5~7名の相部屋となりますので、ご承知おき下さい。)
1.期日: | 2004年7月24日(土)~30日(金) | 2.会場: | 蔵王ハイツ宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字上の原128 (東北新幹線白石蔵王駅下車バス40分 TEL.0224-34-2311)
| 3.実施コース・ 募集定員: | 製銑コース15名、製鋼コース30名、材料・圧延コース95名 (注)定員オーバーの場合はお断りすることがあります。特に連絡がなければ受講可とお考え下さい。
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| 5.参加資格: | 日本鉄鋼協会個人正会員、個人外国会員。 (注)大学若手教員も本会正会員、大学院博士課程後期在学生は学生会員の方に限ります。 |
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| 6.費用: | 受講料: | 100,000 円。ただし維持会員会社に所属する方・大学若手教員は 65,000 円、学生は 25,000 円 | 宿泊・食事代: | 60,000 円(6泊15食) | 懇親会費: | 5,500 円(2回) | 1)送金方法: | 受講者が決定次第、専用郵便振替用紙をお送りいたしますので、6月25日(金)までに郵便振替にてご送金下さい。(現金書留も可) | 2)その他: | 6月26日以降に申し込みの取り消しをされても返金できません。予めご了承下さい。
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| 7.申込締切日: | 2004年5月6日(木)期日厳守
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| 8.申込方法: | こちらの申込書に入力し、送信して下さい。会社窓口を経由して申込まれる場合は、必ず窓口の方にご相談下さい。 (注)受講を希望される大学若手教員、大学院博士課程後期在学生の方も、上記締切日までにお申込下さい。定員枠の空きにより先着順で受け付けさせていただきます。 |
問合せ先
(社)日本鉄鋼協会 学会・生産技術部門事務局 育成グループ 金子、植田 TEL.03-5209-7012 FAX.03-3257-1110 E-mail:educact@isij.or.jp 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-2 新倉ビル2階 |
●鉄鋼工学セミナーWG● | 主 査 | 高木 節雄(九州大学大学院工学研究院材料工学部門教授) | (製銑グループ) | リーダー | 岩瀬 正則(京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー応用科学専攻教授) | 幹 事 | 国友 和也(新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター製銑研究開発部主幹研究員) | コークス専科幹事 | 吉田 周平(住友金属工業(株)総合技術研究所製銑研究開発部主任研究員) | (製鋼グループ) | リーダー | 谷口 尚司(東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻教授) | 幹 事 | 鈴木 真(JFEスチール(株)スチール研究所製鋼研究部主任研究員) | 幹 事 | 中島 潤二(新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター製鋼研究開発部主任研究員) | (材料・圧延グループ) | リーダー | 高木 節雄(九州大学大学院工学研究院材料工学部門教授) | 幹 事 | 高橋 学(新日本製鐵(株)鉄鋼研究所鋼材第一研究部主幹研究員) | 幹 事 | 山下 道雄(JFEスチール(株)スチール研究所圧延・加工プロセス研究部主任研究員(部長)) | 幹 事 | 木本 雅也(住友金属工業(株)総合技術研究所薄板研究開発部電気めっきGr主任研究員) | 幹 事 | 中山万希志((株)神戸製鋼所神戸総合技術研究所電子技術研究所企画担当課長) |
(共通)教養講座 「鉄鋼材料の魅力-そのミクロの世界」・・・
京都大学大学院工学研究科材料工学専攻教授 牧 正志 (Ⅰ)製銑コース(コークス専科)製銑・製鋼共通 熱力学と状態図1、2・・・ | 京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー応用科学専攻教授 岩瀬 正則 | 製銑・製鋼共通 速度論1、2・・・ | 東北大学大学院環境科学研究料環境科学専攻教授 谷口 尚司 | 講義-1 | 石炭配合理論・・・ | JFEスチール(株)スチール研究所製銑・環境プロセス研究部主任研究員 深田 喜代志 | 講義-2 | 次世代コークス炉開発の現状・・・ | 新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター製銑研究開発部主幹研究員 加藤 健次 | 講義-3 | コークス強度・・・ | JFEスチール(株)スチール研究所製銑・環境プロセス研究部主任研究員 下山 泉 | 講義-4 | 事前処理および操業管理技術・・・ | 住友金属工業(株)総合技術研究所製銑研究開発部主任研究員 吉田 周平 | 講義-5 | コークス炉設備管理技術・・・ | 新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センタープラントエンジニアリング部部長 横溝 正彦 | 講義-6 | 乾留現象とモデル化・・・ | 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻助教授 青木 秀之 | 講義-7 | 高炉内コークス挙動・・・ | 新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター製銑研究開発部主幹研究員 国友 和也 | 講義-8 | 石炭構造の解析・・・ | (独)産業技術総合研究所エネルギー利用研究部門新燃料開発研究グループ主任研究員 鷹觜 利公 | 講義-9 | 環境調和型製銑プロセスの展望・・・ | 住友金属工業(株)総合技術研究所製銑研究開発部主任研究員 小松 周作 |
テーマ:「21世紀における石炭利用とコークス製造上の課題と対応」 21世紀においては地球規模での環境保護が叫ばれコークス製造を取り巻く環境も変化しつつある。中でもCO2ガスの排出抑制をはじめ環境・省エネに関する課題が多くあり、コークス炉での廃プラスチック利用やコークス炉ガスからの水素製造や石炭利用技術など新たな技術も導入あるいは検討が実施されている。一方でコークス炉の現状は老朽化が進みコークス炉のリプレースを見据えた新プロセスの研究が進められている。こうした観点から上記下線のキーワードで討論を実施する。 なお、グループ編成の参考とするため、申込書の所定欄に希望するキーワードを3つ記入するとともに、関連する技術資料は事前に調査の上当日持参して下さい。 【キーワード】(1)環境、(2)省エネ、(3)石炭利用技術、(4)老朽化、(5)リプレース、(6)新プロセス
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(Ⅱ)製鋼コース
製銑・製鋼共通 熱力学と状態図1、2・・・ | 京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー応用科学専攻教授 岩瀬 正則 | 製銑・製鋼共通 速度論1、2・・・ | 東北大学大学院環境科学研究料環境科学専攻教授 谷口 尚司 | 講義-1 | 凝固・・・ | 北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻助教授 大笹 憲一 | 講義-2 | 熱力学ケーススタディ・・・ | (株)神戸製鋼所加古川製鉄所技術研究センター製鋼研究開発室長 三村 毅 | 講義-3 | 速度論ケーススタディ・・・ | 住友金属工業(株)総合技術研究所製鋼研究開発部主任研究員 樋口 善彦 | 講義-4 | 電気炉製鋼法・・・ | 山陽特殊製鋼(株)製鋼部長 佐藤 一郎 | 講義-5 | 凝固ケーススタディ・・・ | JFEスチール(株)スチール研究所製鋼研究部主任研究員 鈴木 真 | 講義-6 | 介在物・・・ | 新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター製鋼研究開発部主任研究員 中島 潤二 | トピックス | プロセス概論(精錬)・・・ | 三村 毅(前掲) | トピックス | プロセス概論(連鋳)・・・ | 鈴木 真(前掲) | トピックス | 材料概論・・・ | 新日本製鐵(株)鉄鋼研究所鋼材第一研究部主幹研究員 高橋 学 |
受講生は5~6名のグループに分かれ起居を共にして、グループごとに設定したテーマに関して、既成の概念にとらわれず新たな発想で自由に討論を行っていただきます。その結果をグループ討論発表会で報告し、全体でさらに議論を深めます。 グループ編成の参考とするため、下記の区分から希望する分野を選択して、申込書の所定欄にご記入下さい。選択の理由あるいはその狙いもつけ加えて下さい。 【区分】(1)精錬、(2)連鋳、(3)品質、(4)環境
製鋼コースは「プロセス概論」の講義を、精錬、連鋳の2分野並列で行います。準備の都合上、受講を希望する講義科目を事前に各受講生から指定していただきます。6月中旬のテキスト配布時に、聴講希望の調査用紙を同封しますので、配布されたテキストの内容を参考にして希望講義科目を決定し、回答して下さい。 同時に開催される他コース(製銑、材料・圧延)の講義を受講することもできます。他のコースのカリキュラムもご参照下さい。但し、連番(1、2)が付いた講義は2コマで一つの講義になるように受講内容が企画されますので、必ず連続して受講して下さい。
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(Ⅲ)材料・圧延コース講義-1 | 塑性変形概論・・・ | 九州大学大学院総合理工学研究院融合創造理工学部門助教授 中島 英治 | 講義-2 | 鉄鋼の強度学概論・・・ | 中島 英治(前掲) | 講義-3 | 材料熱力学概論・・・ | 九州大学大学院工学研究院材料工学部門教授 高木 節雄 | 講義-4、5 | 鉄鋼の組織学概論1、2・・・ | 愛媛大学工学部機能材料工学科教授 仲井 清眞 | 講義-6 | 組織解析概論・・・ | 新日本製鐵(株)先端技術研究所解析科学研究部主幹研究員 杉山 昌章 | 講義-7、8 | 鉄鋼の熱処理概論1、2・・・ | 高木 節雄(前掲) | 講義-9、10 | 脆性破壊と疲労破壊1、2・・・ | 九州大学大学院工学研究院材料工学部門助教授 東田 賢二 | 講義-11 | 圧延における3次元変形・・・ | 東京大学生産技術研究所第2部教授 柳本 潤 | 講義-12 | トライボロジー・・・ | 横浜国立大学大学院工学研究院教授 小豆島 明 | 講義-13 | 厚板・溶接・・・ | JFEスチール(株)スチール研究所厚板・形鋼研究部主任研究員 高橋 和秀 | 講義-14 | 熱延・冷延鋼板・・・ | 新日本製鐵(株)鉄鋼研究所鋼材第一研究部主幹研究員 高橋 学 | 講義-15 | 熱間・冷間圧延・・・ | JFEスチール(株)スチール研究所圧延・加工プロセス研究部主任研究員(部長) 山下 道雄 | 講義-16 | 条鋼・形鋼圧延・・・ | 早稲田大学理工学部機械工学科教授 浅川 基男 | 講義-17 | 表面処理・防食・・・ | 住友金属工業(株)総合技術研究所薄板研究開発部電気めっきGr主任研究員 木本 雅也 | 講義-18 | ステンレスと腐食・耐食・・・ | 新日本製鐵(株)鉄鋼研究所鋼材第一研究部主任研究員 藤田 展弘 | 講義-19 | 圧延機・・・ | 三菱日立製鉄機械(株)広島事業所プロジェクト部担当課長 黒田 彰夫 | 講義-20 | 圧延における計測制御・・・ | (株)神戸製鋼所神戸総合技術研究所電子技術研究所企画担当課長 中山万希志 | トピックス | 製銑製鋼概論1、2・・・ | 北海道大学大学院工学研究科物質工学専攻教授 井口 学 |
受講生は6~12名のグループに分かれ、分野ごとに設定したテーマに関して既成の概念にとらわれず新たな発想で自由に討議を行っていただきます。その結果を6日目のグループ討論発表会で報告していただきます。下記の区分から討論を希望する分野を選択して、申込書にご記入下さい。議論あるいは提案したい内容も付け加えて下さい。これを参考に、グループ分けを実施します。なお、事前宿題の課題もこのテーマに沿った内容となります。 テーマ区分 (1)鉄のリサイクルまたは環境対応 (2)未来の鉄鋼製造方法 (選択例) 第1希望 区分(1)内容: リサイクルの容易な自動車とは。100%リサイクル可能な家電のあり方。など 第2希望 区分(2)内容: 1ヒートプロセスでの冷延鋼板の製造方法。宇宙空間での製鉄製造方法(熱間圧延方法)。など
材料・圧延コースは同一時間に複数の講義が並列して行われる日があります。準備の都合上、受講を希望する講義科目を事前に各受講生から指定していただきます。6月中旬のテキスト配布時に、聴講希望の調査用紙を同封しますので、配布されたテキストの内容を参考にして希望講義科目を決定し、回答して下さい。 連番(1、2)が付いた講義は2コマで一つの講義になるように受講内容が企画されますので、必ず連続して受講して下さい。 同時に開催される他コース(製銑、製鋼)の講義を受講することもできます。他のコースのカリキュラムもご参照下さい。
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