鉄鋼材料の機能(強度など)、 最終品質(耐リジング性など)につながる最終材料組織を制御する上で、その出発点である凝固段階での組織制御(チル晶・柱状晶・等軸晶、γ粒径など)の重要性が認識されつつあります。 凝固組織制御研究グループでは、(1) 凝固組織形成に及ぼす各種凝固核生成(壁、不均質核、外力ほか)の影響、(2) 凝固中~凝固後のγ粒成長に及ぼす各種要因(晶析出物、冷却条件、成分系ほか)の影響、(3) 凝固組織が最終材料組織に与える影響について基本的に掘り下げ、さらにこれらを踏まえて凝固に始まる材料組織の将来展望について議論を深めていきたいと考えております。 研究グループの第3回研究発表会では、凝固中~凝固後のγ粒成長に関する講演4件を企画し下記のとおり開催いたします。ぜひご参加下さいますようご案内申し上げます。
1.日時:
| 平成16年1月23日(金) 10:00~17:00 | 2.場所:
| 新日本製鐵(株)幕張研修センター M24研修室 〒261-8501千葉市美浜区中瀬1-3-A (幕張テクノガーデンA棟)TEL. 043-274-5211 *JR京葉線海浜幕張駅(東京駅から約30分)下車、徒歩3分 | 3.プログラム: | 座長 中島敬治(住金) | | 11:00~11:10 | 凝固組織によるγ粒組織制御の可能性 |
| 工藤昌行(北大) | | 11:10~12:20 | オーステナイト結晶粒の成長に及ぼす晶析出物粒子の分布 | | 水渡英昭、太田裕己、A. Karasev(東北大) | | 13:20~14:30 | 酸化物によるTi含有フェライト系ステンレス鋼の凝固組織制御 | | 藤村浩志(住金) | | 14:30~15:40 | オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の凝固形態と組織形成機構 | | 井上裕滋(新日鐵) | | 15:50~17:00 | γ粒成長挙動・ピンニング効果のシミュレーション | | | -既存モデルの紹介とその問題点- | | 荻林成章(千工大) | 4.参加費: | 無料 | 5.申込み方法: | 参加希望者は、事前にE-Mailにて氏名、所属、連絡先(電話・FAX・E-Mail)を明記の上、2004年1月16日(金)までに下記宛へお申込みください。 |
申込み・問合せ先:
住友金属工業㈱ 総合技術研究所 中島 敬治 〒660-0891 尼崎市扶桑町1番8号 TEL:06-6489-5738 E-mail: nakajima-kij@sumitomometals.co.jp |
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