鉄鋼業では環境事業への取り組みが精力的になされ、高炉やコークス炉への廃棄プラスチック装入操業や、製精錬で培った高温プロセス技術に基づく各種廃棄物処理炉などが既に実用化していることは周知の事実である。今後は単にこれら廃棄物処理からある地域内での「物質やエネルギー循環の最適化」の観点へ移行し、他産業や民生・運輸業を巻き込んで各種産業間の連携・融合技術の開発が加速度化することが容易に予想できる。 本シンポジウムではこれらの動きを先取りし、各地で可能性が検討されている産業間連携のための要素技術開発やそのゴールイメージをご紹介いただくとともに、課題を抽出し今後の研究開発のあるべき姿に関し討論を行いたい。
1.日 程: | 2004年9月28日(火)9:25~17:15 | 2.場 所: | 秋田大学 手形キャンパス(第148回日本鉄鋼協会秋季講演大会会場)
| 3.主 催: | 社団法人 日本鉄鋼協会 環境・エネルギー工学部会
| 4.協 賛: | 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 日本学術会議物質創製工学研究連絡委員会金属材料専門委員会
| 5.プログラム: | | 9:25~9:30開会挨拶 | 部会長 石井 邦宜(北大) | 司会:長坂 徹也(東北大) | 9:30~10:10 | 産業間連携の意義 | 猪瀬 迪夫(新日鐵) | 10:10~10:50 | 日本の新産業基盤としての産業間連携コンセプト -瀬戸内地区産業間連携を例に- | 前 一廣(京大) | 10:50~11:30 | エコ・コンビナートと水素社会 | 喜多見 淳一(東工大) | 司会:丸山 公一(東北大) | 13:00~13:40 | 鹿島地区の産業間連携 | 亀山 秀雄(農工大) | 13:40~14:20 | 北九州地区の産業間連携 | 古牧 育男(北九州市大) | 14:20~15:00 | 室蘭・苫小牧地区の産業間連携 | 石井 邦宜(北大) | 司会:秋山 友宏(阪府大) | 15:20~16:00 | 完全循環型製鉄法 | 堤 敦司(東大) | 16:00~16:40 | G(グリーン)水素モデル社会の構築 -製造・貯蔵・利用技術の実証へ- | 上杉 浩之(三洋電機) | 16:40~17:10 | 総合質疑 | 副部会長 足立 芳寛(東大) | 17:10~17:15 | 閉会挨拶 | 部会長 石井 邦宜(北大) | 6.参加費: | 2,000円(当日会場にてお支払い下さい) | 7.参加申込み: | 事前にFAXまたはE-mailで、ご所属、連絡先(電話番号、FAX番号、E-mailアドレス)を明記の上、下記の参加申込み先までお申込み下さい(非会員の方のご参加も歓迎いたします)。 また、会員・非会員の方の当日申込みも受付けます。 |
申込み・問合せ先:
(社)日本鉄鋼協会 学会・生産技術部門事務局 大島 TEL:03-5209-7013 FAX:03-3257-1110 E-mail:oshima@isij.or.jp |
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