原子力プラントや橋梁をはじめとした様々な社会資本における、構造材料の経年劣化 が近年問題となっている。本シンポジウムでは、構造材料の疲労や照射などによる材料劣化を取り上げ、その際の内部組織変化に着目するとともに、新しい非破壊検査法としての磁気特性を 利用した検査法およびその世界的動向、陽電子消滅法、超音波を利用した方法などに ついて検討する。それぞれの方法の利点、問題点を詳しく比較し、構造材料の経年劣 化問題に対するさらなる信頼性のある評価法の確立を目指すための討議を行う。
1. | 日時: | 2003年3月28日(金)13:00~17:00 | 2. | 場所: | 第145回春季講演大会 第12会場 (千葉大学 西千葉キャンパス 工学部5-105) 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 | 3. | プログラム | 座長 越後谷淳一(岩手大・工) | 13:00~13:45 | 「陽電子による重要部材の非破壊評価 -現場での活用に向けて-」 | 白井泰治、荒木秀樹、P. Chalermkarnnon(阪大工) | 13:45~14:30 | 「電磁超音波共鳴による金属の疲労・クリープ損傷にともなう組織変化の非接触モニタリングと余寿命評価」 | 荻博次*、平尾雅彦*、大谷俊博**(阪大・基礎工*、荏原総合研究所**) | 14:40~15:25 | 「磁気力顕微鏡やSQUIDを用いたキャラクタリゼーション法の開発」 | 鈴木隆之(産総研) | 15:25~15:55 | 「高周波反射特性に基づく閉口き裂の定量評価に関する研究」 | 馬場利満,小川和洋,庄子哲雄(東北大・工・破壊制御システム研究施設) | 16:05~16:35 | 「原子炉圧力容器鋼の照射脆化を想定した磁気的非破壊評価の研究」 | 高橋正氣(岩手大・工・金属材料保全工学研究センター) | 16:35~16:55 | 「欧米での材料の経年劣化問題に対する非破壊評価の試み」 | 鎌田康寛(岩手大・工・金属材料保全工学研究センター) | 16:55~17:00 | 総合討論及びまとめ |
| 4. | 参加費: | 無料 事前の申し込みは不要です。 |
問合せ先: 越後谷 淳一 岩手大学工学部材料物性工学科 〒020-8551 盛岡市上田4-3-5 TEL.019-621-6351 FAX.019-621-6373 E-mail:echigoya@iwate-u.ac.jp
|
|