鋼板上に、無機や有機の表面処理皮膜をあらかじめ塗布した表面処理鋼板が、家電・建材用途として広く使用されている。フォーラム「表面処理皮膜の密着性」では、この種の鋼板に要求される多岐にわたる性能の中から、皮膜の密着性を取り上げ、剥離現象や評価方法について検討をしてきた。本シンポジウムでは、フォーラムの中で検討された、従来の皮膜試験方法の問題点を整理する。また、新たな界面分析手法の探索として、X線回折および高輝度放射光施設(Spring-8)を利用した共同実験により皮膜および母材中の残留応力測定を行っている状況を紹介し、密着性機構との関係を議論する。
1. | 日時: | 2003年3月29日(土) 9:00~12:00 | 2. | 場所: | 第145回春季講演大会 第10会場 (千葉大学 西千葉キャンパス 工学部2-20) 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 | 3. | プログラム | 9:00~9:15フォーラムの主旨説明 | 挨拶 | フォーラム座長 中前勝彦(金沢工大) | フォーラム活動報告 | フォーラム幹事 小宮幸久(神鋼) | 9:15~10:00密着性評価試験 | 1) 各種密着試験方法のまとめおよび問題点 | 高橋道泰(住金) | 2) 講演「剥離粘着力」b> | 浦濱圭彬(JATMA) | 10:00~10:45残留歪測定による皮膜の密着性評価 | 1)Spring-8による歪測定技術 | 広澤一郎/中前勝彦(Spring-8) | 2)Spring-8による共同実験報告 | 和泉圭二(日新) | 10:45~11:30講演「表面皮膜の密着機構」 | 前田重義(新日鉄OB) | 11:30~12:00パネル討論 「皮膜密着性の密着性とは」 | 司会 中前勝彦 |
| 4. | 参加費: ¥1,000 (テキスト代を含む) | 5. | 申込み: 事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください。 |
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