近年の構造材料の高強度化及び水素利用技術の進展に伴う材料問題に対処すべく、環境脆化における水素の機能を基本的に解明するプロジェクトがこのたび5年の研究期間を終了します。この間、多面的な角度から研究が進められ、多大な成果が得られています。プロジェクトの終了にあたり、最新の成果を中心にしながら、それぞれの項目の研究を総括した報告会を開催します。多数のご参加をお待ちします。
1. | 日時: | 2003年3月26日(水)9:30~17:30 | 2. | 場所: | 早稲田大学国際会議場第一会議室 (東京都新宿区西早稲田 1-20-14) | 3. | 協賛予定: | (社)日本機械学会、(社)日本金属学会、(社)日本材料学会、 (社)日本熱処理技術協会、(社)腐食防食協会 | 4. | プログラム | 9:30~ 9:35 | 挨拶 | | プロジェクト主査 南雲道彦 | I.水素侵入抑制と耐割れ性に優れた材料設計指針 (主査 三澤俊平) | 9:35~10:00 | 「大気環境における水素侵入挙動と合金元素の影響-2」 | 櫛田隆弘、大村朋彦(鉄鋼協会) | 10:00~10:25 | 「高強度鋼の表面腐食反応と耐水素割れ性指針」 | 駒崎慎一, 三澤俊平(室工大) | 10:25~10:50 | 「バナジウム添加鋼における水素トラップ挙動およびその水素脆化割れへの影響」 | 朝日 均(新日鐵) | 11:05~11:30 | 「L12型金属間化合物の水素昇温分析」「L12型金属間化合物の水素昇温分析」 | 高杉隆幸(阪府大) | 11:30~11:55 | 「破壊現象における水素脆性の位置づけ」 | 南雲道彦(早大) | II.環境効果と材料の評価 (主査 菅野幹宏) | 13:00~13:25 | 「昇温式水素分析法による各種トラップサイトの分離技術の開発」 | 白神哲夫 横田智之 林 謙次 高橋和秀(JFE 日本鋼管) | 13:25~13:50 | 「脆化に寄与する濃化水素の定量的可視化」 | 菅野幹宏、一谷幸司(東大) | 13:50~14:15 | 「局部水素検出用走査型レーザー電解顕微鏡による拡散水素分布のその場観察」 | 春名 匠(阪大)、柴田俊夫(福井工大) | 14:15~14:40 | 「鉄鋼への水素侵入における腐食過程と応力の影響」 | 水流 徹,谷口佳子,中島 朗,西方 篤(東工大) | 14:40~15:05 | 「動的環境脆化のナノスコピック損傷・寿命評価」 | 駒井謙治郎,箕島弘二(京大) | 15:05~15:30 | 「放射光による環境脆化割れ進行過程の検出」 | 中山武典 湯瀬文雄(神鋼)、坪川純之(コベルコ科研)、松井純爾(姫工大) | III.化合物材料の環境脆化を支配する組織因子の抽出 (主査 堀部 進) | 15:45~16:10 | 「イオン結合・共有結合性材料の環境脆化と水、水素の存在状態解析」 | 高井健一、山田大策、田中直基(上智大) | 16:10~16:35 | 「組織制御したTiAl基合金の環境脆化」 | 中村森彦、阿部英司(物材機構) | 16:35~17:00 | 「セラミックスの環境脆化挙動」 | | 堀部 進(早大) | 17:00~17:25 | 「Nb基bcc合金中の水素の存在状態」 | 八木栄一(理研、早大) |
| 5. | 参加費: | 2,000円(シンポジウム資料を当日配布、事前申込み不要) |
問合せ先: 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-2 新倉ビル2階 (社)日本鉄鋼協会 学会・生産技術部門事務局 学術企画グループ 藤原裕美子 TEL. 03-5209-7013 FAX. 03-3257-1110 E-mail:fujiwara@isij.or.jp
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