(一社)日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会 | Technical Devision of Process Evaluation & Material Characterization

評価・分析・解析部会

触媒や新素材等としてのスラグ新用途の開発とその評価・分析技術

活動目的・概要

スラグの新規用途開発には、路盤材等の既存の陸上用途に加え、十分に開発が進んでいない水と接する環境における用途が欠かせない。また、化学的に活性のあるスラグ自体の特徴を生かし、スラグの触媒や新素材(生物付着【バイオフィルム被膜】による新機能の獲得を含む)などとしての新規用途の開発には、スラグの物理性や化学性に加え、生物性の評価も含めた複合・融合領域の技術開発が必要である。

本フォーラムでは、スラグの特性を材料工学と生物工学の融合的アプローチで評価・分析することを目的とし、その意見交換と情報収集を通して、関連する技術開発を行う。特に、(1)スラグへの新機能付加のための加工技術や(2)触媒や化学素材としてスラグを活用した新規用途の開発及び(3)関連する材料分析・評価技術の開発も分析・調査対象とする。

運営組織(2025年4月1日現在)

 
 名前 役割 所属
 高橋 利幸 座長 都城工業高等専門学校
 平井 信充幹事 鈴鹿工業高等専門学校
 小川 亜希子 会計 鈴鹿工業高等専門学校
 片山 裕美 幹事 北九州市立大学
 小杉 知佳   日本製鉄株式会社
 佐野 勝彦   株式会社ディ・アンド・ディ
 佐野 博昭 防衛大学校
 幸後 建 幹事 鈴鹿工業高等専門学校
 澤山 宗義 株式会社神戸製鋼所
 山田 和彦 幹事 日本大学
 天野 佳正 千葉大学


フォーラム活動予定(2025~2027年度)

<初年度>
メンバー間の情報交換会(外部講師による講演会を含む)と学会討論会やシンポジウム等の開催を中心に活動し、フォーラムの主要課題を定める。また、スラグや鉄鋼副生成物に関連した新規課題の探索も行う。

<2年目>
初年度と同様に情報交換会や学会活動を通し、フォーラム主要課題の状況を整理し、問題解決の手法について議論を重ねる。また、可能であればスラグ活用の現場見学を行い、現場ニーズの把握を行う。

<3年目>
これまでの活動や研究成果を整理し、本フォーラムの対象とする研究課題のうち、研究会として進展させる内容を選定し、研究会の申請を行うことを目標に、研究成果のまとめの作業を進める。