更新日:2015.04.13
◎活動の目的
鉄鋼材料の機能・特性、品質に関わる最終材料組織を制御する上で、その出発材料である凝固段階での組織制御の重要性が認識されつつあります。
凝固・組織形成フォーラムでは、1.凝固・組織形成に係わる諸現象の解明と理解、2.それを通じたプロセス制御や新プロセスの技術開発を目的として、産学協同による研究活動や情報発信に努めております。これらの活動に基づいて、「凝固に始まる材料組織制御」の確立を目指しております。
◎現在の活動内容
1.討論会、特別講演会などの企画・開催、論文誌特集号の企画・発行
具体的な活動として、春季、秋季講演大会での討論会、予告セッションおよび国際セッションの開催、さらに年2〜3回の特別講演会、セミナーを開催しております。これらの特別講演会、セミナーは、主にフォーラムに関連する研究会や研究グループとの共催で開催されており、それぞれの専門領域にまたがって議論を深めていきたいと考えております。また時流にあったテーマを選定し、論文誌特集号の企画・発行も行っております。
○討論会、予告セッション、国際セッション(講演大会)
○特別講演会、セミナー
○国際シンポジウム
○論文誌特集号(鉄と鋼、ISIJ International)
2.共同研究活動の支援・企画
フォーラム内には共同研究を推進するため、可視化チーム、モデルチーム、微細化チームの3つの研究グループを設けています。講演会や予告セッションなど興味を引く話題をタイムリーに企画・提案するように努めています。
なお、フォーラムが全面的にバックアップして、平成26年度からI型研究会の「固液共存体の挙動制御によるマクロ偏析低減研究会」(主査:北大 大野宗一)が発足し、活発な活動を開始しました。
また新しい企画として、生産技術部門の製鋼部会および特殊鋼部会と連携して、「凝固組織の見方講習会」を平成26年度に開催しました。これは運営方法を改善しながら今後も開催する予定です。
フォーラムおよび研究チームに関する問合せ先:
防衛大学校 江阪 久雄(hesaka@nda.ac.jp)