2027年春季(第193回)

第193回予告セッションテーマ

ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承ください。

1. 高温プロセス分野
「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1900)
提案者:菅野有博(日本製鉄)
 コークス分野の企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的として若手技術者によるコークス製造技術、研究成果のトピックスの報告を行う。
2. 高温プロセス分野
「ノーベルプロセッシングフォーラム予告セッション」(申込コード:1910)
提案者:樫村京一郎(中部大)
 鉄鋼製造プロセスを取り巻く環境は、カーボンニュートラル、省エネルギー、資源循環、プロセスの電化などを背景として大きく変化しており、従来技術の高度化に加えて、新たな原理に基づく材料プロセッシング技術の創出が求められている。ノーベルプロセシングフォーラムでは、従来の鉄鋼プロセスの枠組みにとらわれない新奇な材料プロセスの提案と、その基礎現象の解明および社会実装を目的として研究活動を進めている。本予告セッションでは、電磁波を利用した材料プロセッシング、電磁場応用、材料ソノプロセッシング、インプロセステクノロジーをはじめ、外場を積極的に利用した加熱・反応・分離・資源循環技術などを広く取り上げる。特に、材料とエネルギーとの相互作用、プロセスの高速化・選択化、省エネルギー化、未利用資源・副産物の高度利用など、新しい鉄鋼製造プロセスにつながる研究成果について議論する。
3. 高温プロセス分野
「多面的アプローチによる凝固現象の定量化Ⅸ」(申込コード:1920)
提案者:大出真知子(NIMS)、深谷宏(日本製鋼所)、斧田博之(神鋼)
 鋳造・凝固プロセスにおける凝固組織および鋳造欠陥の形成には、流動、伝熱、溶質拡散、キャピラリー効果など、時空スケールが異なる複数の現象が織り成すマルチスケール・マルチフィジックスの非平衡・非線形ダイナミックスが関与する。その理解と制御には、それぞれのスケールと物理に応じた実験科学、理論科学、計算科学、そしてデータ科学のアプローチの発展と活用、そしてそれらの連携が必須である。本予告セッションでは、「ミクロ・マクロ分析」、「その場観察・計測」、「計算状態図」、「モデリング・シミュレーション」、「データ科学・機械学習・AI」などを用いた凝固に関わる最新の研究について議論し、本分野のさらなる発展の方向性を探りたい。
4. サステナブルシステム分野
「鉄鋼産業の環境負荷低減に資するグリーンテクノロジー」(申込コード:8600)
提案者:丸岡大祐(八戸高専)、能村貴宏(北大)
 鉄鋼業のカーボンニュートラル達成には従来の製鉄手法を背景にした技術に加えて、排熱回収や原燃料の高度利用といった複合的な技術開発が重要である。本セッションでは、カーボンニュートラル製鉄やゼロカーボンスチールに資する基礎・応用技術をはじめとして、排熱・アンモニア利用やCCUS、操業最適化を支援するデジタル技術など、グリーンテクノロジーの最新成果や今後の展開について議論する。
5. 創形創質工学分野
「高品質・高機能棒線の製造技術」(申込コード:5940)
提案者:齋藤賢一(関西大)、古賀道和(日本製鉄)
 自動車や機械などに使われる棒線材の品質や機能への要求は年々厳しくなっている。本セッションでは棒線材における、機械的性質、表面性状、寸法精度の向上技術、材質予測技術あるいは新製造技術に関する討論を行い、今後の技術動向を探る。
6. 創形創質工学分野
「管材の高機能化・軽量化に貢献する加工技術と材料開発」(申込コード:5950)
提案者:森昭寿(崇城大)、水村正昭(呉高専)
 管材は幅広い産業分野で用いられており、使用環境に応じて要求される機能が異なる、例えば、強度、成形性、耐食性など様々である。また、近年では省エネルギー社会の実現のため、軽量化に有利な管材の適用が拡大しているが、さらなる軽量化のニーズも高まっている。そのような背景の下、造管工程だけでなく、後工程の2次加工や表面改質等も含めた新しい技術開発が必要である。本セッションでは、管材の高機能化や軽量化に向けて進められている最新の加工技術や材料開発についての講演を募集する。
7. 評価・分析・解析分野
「異分野融合的アプローチによる鉄鋼分野の研究への取り組み」(申込コード:2330)
提案者:鈴木茂(東北大)、助永壮平(東北大)
 材料やプロセスにある物質などには、様々元素や構造を持つものが含まれており、それらは均一には分布していないことが多い。このため、異分野横断的なアプローチにより、様々な物質やプロセスの評価などを行わなわなければならない。本セッションでは、それらの複雑な材料やプロセス上の物質に関する情報を多角的にとらえて、それらの各種特性などに及ぼす要因などについて議論する。
8. 評価・分析・解析分野
「鉄鋼スラグ新用途の開発とその評価・分析技術」(申込コード:2340)
提案者:高橋利幸(都城高専)、小杉知佳(日本製鉄)、天野佳正(千葉大)
 鉄鋼スラグの新規用途開拓には、路盤材等の既存の陸上用途に加え、十分に開発が進んでいない水と接する環境における用途開発が欠かせない。また、化学的活性のあるスラグ自体の特徴を生かし、触媒や化学素材としてスラグを活用した新規用途の開発も重要である。本セッションでは、関連分野からの幅広い発表に加え、スラグ活用に適用できる材料分析・評価技術も含めて発表いただき、議論を行う場としたい。