2024年春季(第187回)

第187回国際セッションテーマ

国際セッション開設の目的、講演申込方法、各セッションの案内等をご確認の上、ふるってご参加ください。

1.国際セッションの目的
急速に進展する学術分野の国際化に対応するためには、学術論文誌のみならず、米国のMRSやTMSのように通常の講演大会に諸外国の研究者にも参加してもらい、研究成果を世界に向けて発信することが望まれます。今後の国際化の展開において、近隣諸国の研究者への情報発信源として日本鉄鋼協会を位置づけるための企画のひとつとして、講演大会協議会では英語を公用語とする国際セッションを計画しました。 その目的を以下に列記します。
  • ミニ国際会議としてタイムリーなテーマで国際間交流ができる場を提供します。
  • 大学院学生や若手企業研究者が今後の国際化に対応しやすいように研究成果を発表する練習の場を提供します。
    できれば、海外の著名な研究者を招待して教育効果を上げます。
  • 日本国内滞在中の留学生や研究者が気楽に英語で発表できる場を提供し、帰国後も日本鉄鋼協会を通じた研究活動を展開してもらいます。
  • 若手研究者が本格的な国際会議を企画実施する練習として気軽に活用してもらいます。

なお、講演大会発表原稿とは別に、ISIJ Internationalへの投稿をお誘いしています。著者は「ISIJ International投稿規程」を必ずご参照下さい。 論文原稿は10ページ以内、ISIJ International掲載において審査が行われます。

2.セッションの案内

セッションA:鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究フォーラム
“Recent advances in analytical techniques for metallic cultural heritage studies
-Mainly focusing on the use of synchrotron radiation, neutron, and muon-”
(金属文化財の分析技術の最新動向―量子ビーム技術を中心に―)

提案者:田中眞奈子(東京藝大)

本セッションでは、放射光、中性子、ミュオンといった量子ビームを中心に、国内外における金属文化財(金属材料)の最新の分析技術ならびに研究成果を紹介する。各分析手法の原理や特徴を紹介するとともに、連携利用の可能性についても学際的な視点から議論する。