高温プロセス部会「資源拡大・省CO2対応コークス製造技術」研究会中間報告会
「炭素資源拡大・省CO2をめざしたコークス製造技術」シンポジウム開催案内
製銑プロセスは膨大なエネルギーを必要とするプロセスであり、CO2削減が地球規模の課題となっている今日、製銑プロセスの果たす役割は重要である。コークス製造に関連してCO2を削減するためには、高炉での低還元材比操業等の低CO2負荷操業を支える高品質な(粉発生の少ない強度の高い)コークスを製造すること、並びにコークス製造におけるエネルギー消費を低減することが望まれている。本研究会では、前研究会である「新規コークス製造プロセス要素技術研究会」の技術を活用し、劣質炭を使用したコークス製造技術の浸透を前提に、将来の大幅なCO2削減につながるためのシーズ技術の探索・開発をめざした基礎・基盤研究を進めている。
本シンポジウムでは、研究会メンバーによる研究開発の進捗状況を報告し、その内容について討議する。また、研究会の中間報告会も兼ねているため、本研究会の今後の研究開発の⽅向性に関する議論も含め、参加者による活発な議論を期待する。
- 1.日時:
- 2021年3月19日(金)10:00-17:00
- 2.開催方法・会場:
- オンライン開催(Cisco Webex Meetingを使用)
シンポジウム会場1 - 3.プログラム:
-
- 10:00-10:10
- 趣旨説明
鷹觜利公(産総研)
- 10:10-10:50
- 湿式酸化処理技術および共炭化処理改質技術
蘆田隆一(京大)
- 10:50-11:30
- 溶剤改質処理技術
シャーマ アトゥル(産総研)
- 11:30-12:10
- リグニンの高性能粘結材としての利用可能性
野中 寛(三重大)
- 13:10-13:50
- バイオマス・低品位炭混合物からの成型コークス製造
林潤一郎(九大)
- 13:50-14:30
- 石炭熱分解時の水素転換反応機構と含酸素官能基分解機構
則永行庸(名大)
- 14:40-15:20
- 新規乾留制御技術
坪内直人(北大)
- 15:20-16:00
- 高圧低温乾留技術
森本正人(産総研)
- 16:00-16:40
- 新規成型物の乾留評価モデル
青木秀之(東北大)
- 16:40-17:00
- 総合討議
- 4.参加費:
- 無料 ※シンポジウム配布資料はありません。
- 5.参加申込:
- 2月上旬開設予定のシンポジウム参加申込ページより参加登録を行ってください。(当日受付不可)
問合わせ先:
国立研究開発法人 産業技術総合研究所イノベーション推進本部 鷹觜利公
TEL. 029-861-8038 E-mail: toshi-takanohashi@aist.go.jp
国立研究開発法人 産業技術総合研究所イノベーション推進本部 鷹觜利公
TEL. 029-861-8038 E-mail: toshi-takanohashi@aist.go.jp