2024年秋季(第188回)

第188回予告セッションテーマ

ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承ください。

1. 高温プロセス分野
「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1900)
提案者:藤田和樹(日本製鉄)
高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。
2. 高温プロセス分野
「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1910)
提案者:迎 孝征(JFE)
コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。
3. 高温プロセス分野
「ノーベルプロセッシングフォーラム研究紹介」(申込コード:1920)
提案者:奥村圭二(名工大)
鉄鋼の分野にとどまらず、様々な分野との協調によって到達できる新たな学問領域・プロセス技術を検討し、新たな産業構造の枠組みまでをも提案するノーベルプロセッシングフォーラムの活動をそれぞれの研究Grの最新の活動を中心に紹介する。
4. 高温プロセス分野
「高温材料の熱物性および熱力学研究のフロンティア」(申込コード:1930)
提案者:渡邉 学(東工大)、墨田岳大(九大)、竹田 修(東北大)
鉄鋼・精錬プロセスをはじめとする高温材料プロセスにおいて、金属、酸化物およびそれらのガラスや融体などの熱物性や熱力学の理解は 、技術ブレークスルー実現への礎となる。本セッションでは、近年めざましい進展を遂げている計算科学等による予測や実験によって得られた測定結果を組み合わせ、高温材料の熱物性および熱力学関数を理解することで、高温物理化学研究のフロンティアを開拓する。
5. 高温プロセス分野
「多面的アプローチによる凝固現象の定量化V」(申込コード:1940)
提案者:原田 寛(名大)、諸星 隆(日本製鉄)、齊藤洋一(日本冶金)
鋳造プロセスにおける鋳型内での凝固組織や鋳造欠陥の形成は、マクロな運動量および熱・物質の輸送とミクロなスケールでの固液界面の移動と固液界面での溶質分配が相互に関わったダイナミックな現象であり、凝固現象の正確な理解には多面的なアプローチとその連携が必須である。本予告セッションでは、「ミクロ・マクロ分析」、「その場観察・計測」、「計算状態図」、「モデリング」、「シミュレーション」、「機械学習」などを用いた凝固に関する研究を議論し、さらなる発展のための連携の可能性を探りたい。
6. サステナブルシステム分野
「鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けたグリーンテクノロジーの最前線」(申込コード:8600)
提案者:能村貴宏(北大)
鉄鋼業におけるカーボンニュートラル実現に向けて、廃熱回収をはじめとする省エネルギー技術、変動性再生可能エネルギー安定利用技術、燃料としての水素・アンモニアの利用技術、CCUS技術などの開発、導入促進が求められる。本セッションでは、鉄鋼業のカーボンニュートラルに寄与するグリーンテクノロジー全般に関する研究発表を募集し、様々な視点からカーボンニュートラルの実現に向けた具体的な方策について議論する。
7. 創形創質工学分野
「溶接部の信頼性評価-6」(申込コード:5940)
提案者:寺崎秀紀(熊大)
鉄鋼材料の「溶接性」は、新たな鋼材開発とセットである。溶接に必要な各種熱源の移動は、溶接部のミクロ組織とひずみ状態を変化させるため、溶接性の確保にはその全ての理解が必要となる。前回に引き続き、本セッションでは溶接性に関する、溶接プロセス、溶接冶金または溶接力学の観点からの研究を募り、これら観点を統一的に討論することを目的とする。また、(鋼を含む)異材接合に関しても、募集対象とする。
8. 創形創質工学分野
「快削化のための制御技術-16」(申込コード:5950)
提案者:生田明彦(近大)
鉄鋼材料の快削性を引き出す為の被削材の組織制御における基礎検討や、最新の加工技術も踏まえた課題について議論する。
9. 創形創質工学分野
「塑性加工におけるモデリングと諸現象の解明」(申込コード:5960)
提案者:湯川伸樹(名大)、早川邦夫(静岡大)
塑性加工においては、材料の弾塑性変形を始め、摩擦、熱移動、組織変化、破壊など、様々な物理現象が複合して生じる。これらの現象を正確に把握し、またモデル化することが、正確な加工の予測や加工全体で生じる事象の解明には必要である。本セッションではそのような塑性加工に関連する諸現象のモデル化やそれらを用いたシミュレーション等の最新の研究について発表いただき、議論を深めたい。
10. 材料の組織と特性分野
「熱延技術者若手セッション」(申込コード:7800)
提案者:大隅 晃(神鋼)、高永洋平(JFE)
熱延工程における製造技術、操業改善成果について若手技術者による発表の場を設け、各企業、大学の研究者との討議を通して技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。
11. 評価・分析・解析分野
「学際的手法による鉄鋼関連物質の解析」(申込コード:2330)
提案者:金子賢治(九大)、鈴木 茂(東北大)
鉄鋼関連の物質の構造や組成を効率的に解析するためには、複合的または学際的な手法を用いることが望ましい。本セッションでは、これらの手法について議論する(紹介していただく)とともに、具体例について論じる。