日本鉄鋼協会研究会Ⅱ(2021年度開始)募集案内(公募)(2020/06/22)
日本鉄鋼協会では、鉄鋼研究分野における学術的・技術的に重要な課題を取り上げ、産官学共同で研究活動を推進することにより、大学等研究機関における鉄鋼研究の活性化を図るとともに鉄鋼業における技術革新の基盤とし、併せて産官学連携により人的交流を促進し、研究水準の更なる高度化に向けたネットワークを構築することを目的として、研究会制度を実施しています。
この案内では、ニーズ主導型で、主として応用的・産業的テーマを扱う研究会Ⅱを募集いたします。(研究会には、この他シーズ主導型で、主として基礎的・先導的テーマを扱う研究会Ⅰがあります。)
1.助成対象となる研究課題
鉄鋼業に関わる技術的課題の解決に資するテーマを募集いたします。各分野における技術課題の詳細につきましては、本会HP掲載の「鉄鋼関連技術開発課題一覧」をご参照ください。
また、過去の採択課題につきましては、別表をご参照ください。
2.応募資格また、過去の採択課題につきましては、別表をご参照ください。
申請者は、正会員1名以上を含む総数3名以上(大口維持会員企業に属する者を含む)のチームを構成してください。
なお、非会員の方は採択後速やかに正会員として入会していただくことになります。
なお、非会員の方は採択後速やかに正会員として入会していただくことになります。
3.応募方法・募集期間
①応募方法: | 研究会の様式をダウンロードして、必要事項をご記入の上、事務局に電子メールにて提出して下さい。 申請の際、申請いただく研究会案件と研究テーマ分野が合致する本会技術部会等(表1参照)のいずれかの部会等を指定して下さい。採択後はその技術部会等の下部組織となり、研究活動の進捗、報告(中間、終了)について、その部会等の支援・協力が得られることになります。 なお、生産技術部門会議にて、申請いただいた技術部会等を変更する場合があります。ご不明の点は、10.項問い合わせ・提出先までお問い合わせください。 |
②募集期間: | 2020年6月22日(月)~8月31日(月) |
表1:現在活動中の技術部会等
①製銑部会、②コークス部会、③製鋼部会、④電気炉部会、⑤特殊鋼部会、⑥耐火物部会、 ⑦厚板部会、⑧熱延鋼板部会、⑨冷延部会、⑩表面処理鋼板部会、⑪鋼管部会、⑫大形部会、 ⑬棒線部会、⑭圧延理論部会、⑮熱経済技術部会、⑯制御技術部会、⑰設備技術部会、 ⑱品質管理部会、⑲分析技術部会、⑳社会インフラ鋼材技術検討部会、㉑スラグ技術検討WG |
4.助成金額
・原則として1件当たり総額1,500万円を上限の目処とします。ただし、フィージビリティー・スタディー(FS)的研究会については少額の支給額(数100万円/件程度)とします。研究会の目的、内容、学の委員数、研究期間等を考慮して助成金額を決定します。
・支給方法は、原則として共同研究契約となります。契約の骨子およびひな形については、本会HPの「共同研究契約について」をご参照ください。(初年度の支給は共同研究契約締結後の4月以降となります。なお、2年度以降の支給は研究活動の評価を行うため、当該年度の6月以降となります。)
5.研究期間・支給方法は、原則として共同研究契約となります。契約の骨子およびひな形については、本会HPの「共同研究契約について」をご参照ください。(初年度の支給は共同研究契約締結後の4月以降となります。なお、2年度以降の支給は研究活動の評価を行うため、当該年度の6月以降となります。)
原則として3年以内です。ただし、フィージビリティー・スタディー(FS)的研究会の場合は1年間です。
6.知的財産権に関して
提案が採択された場合、研究活動において取扱われる情報及び研究の成果として発生する知的財産に関しては、共同研究契約に従う他、本会の定める以下の規定に従うことを了解していただくことになります(本会ホームページ助成関連規定参照)。
①著作権規程、②助成事業規程、③研究会規程、④鉄鋼協会研究プロジェクト規程、
⑤発明等に関する規程、⑥情報管理規程
7.選考⑤発明等に関する規程、⑥情報管理規程
・選考は本会生産技術部門会議が行います。
・書類選考の結果により、申請者によるプレゼンテーションを依頼します(2020年11月頃)。
(その場合の旅費は自己負担とします。)
・採択の可否については、2020年12月上旬頃ご連絡いたします。
・書類選考の結果により、申請者によるプレゼンテーションを依頼します(2020年11月頃)。
(その場合の旅費は自己負担とします。)
・採択の可否については、2020年12月上旬頃ご連絡いたします。
8.研究の実施・成果報告
①採択決定後、「活動計画書(予算配分計画を含む)」を作成し、生産技術部門会議に提出していただきます。研究計画の最終確認を行った上で共同研究契約締結後の2021年4月以降活動開始となります。
②研究会活動に伴い、以下の通り計画書/報告書を提出いただくとともにプレゼンテーションを行っていただきます。 なお、各研究会活動の評価は、評価WGおよび生産技術部門会議にて行います。
③終了時評価により、その研究会の合意を前提に、鉄鋼協会研究プロジェクトに推薦される場合があります。
④研究期間終了後以下の通り成果発表を行っていただきます。
9.その他②研究会活動に伴い、以下の通り計画書/報告書を提出いただくとともにプレゼンテーションを行っていただきます。 なお、各研究会活動の評価は、評価WGおよび生産技術部門会議にて行います。
報告書/計画書 作成依頼 | 報告書/計画書 提出締切 | プレゼンテーションを行う会議体と時期 | 備 考 | |
中間評価 | 1月下旬~ 2月上旬 | 3月末日 | 評価WG ・1年目終了時 (4月下旬~5月上旬) ・2年目終了時 (4月下旬~5月上旬) | 所定の書式以外に参考となる資料を添付 |
終了評価 | 1月下旬~ 2月上旬 | 3月末日 | 生産技術部門会議 ・3年目終了時 (5月下旬~6月上旬) | 所定の書式以外に参考となる資料を添付 |
③終了時評価により、その研究会の合意を前提に、鉄鋼協会研究プロジェクトに推薦される場合があります。
④研究期間終了後以下の通り成果発表を行っていただきます。
・本会の講演大会における発表又はシンポジウムの開催(1年以内)
・本会論文誌投稿又は成果物(プログラム、マニュアル等)の作成(1年以内)
・成果報告書の作成(2年以内)
・本会論文誌投稿又は成果物(プログラム、マニュアル等)の作成(1年以内)
・成果報告書の作成(2年以内)
・採択が決定した研究会は、原則として提案または指定した技術部会等(表1:担当技術部会等)の下部組織となります。
・採択に漏れたテーマにつきましても、内容によって次年度に向けた検討の場を設ける場合がございます。
・研究会が所属する技術部会等は、研究活動の進捗、報告(中間、終了)について、当該研究会に対し支援・協力を行います。
・研究会Ⅰ、鉄鋼協会研究プロジェクト展開鉄鋼研究への同時申請はできません。ただし、採択された研究会においては、成果の進捗に応じてその活動期間内(2年度、最終年度)であっても、鉄鋼協会研究プロジェクトのテーマとして提案することを認めます。2年度に提案されたテーマが鉄鋼協会研究プロジェクトとして採択された場合、研究会は2年度までで終了となります。
10.問い合わせ・提出先・採択に漏れたテーマにつきましても、内容によって次年度に向けた検討の場を設ける場合がございます。
・研究会が所属する技術部会等は、研究活動の進捗、報告(中間、終了)について、当該研究会に対し支援・協力を行います。
・研究会Ⅰ、鉄鋼協会研究プロジェクト展開鉄鋼研究への同時申請はできません。ただし、採択された研究会においては、成果の進捗に応じてその活動期間内(2年度、最終年度)であっても、鉄鋼協会研究プロジェクトのテーマとして提案することを認めます。2年度に提案されたテーマが鉄鋼協会研究プロジェクトとして採択された場合、研究会は2年度までで終了となります。
日本鉄鋼協会 技術企画グループ
TEL.03ー3669-5932 FAX. 03-3669-5934、E-mail:oshima@isij.or.jp
TEL.03ー3669-5932 FAX. 03-3669-5934、E-mail:oshima@isij.or.jp
以上
表2:研究会Ⅱ 過去の採択課題
年 度 | 課 題 名 | 氏 名 | 所 属 | 担当 技術部会 | 研究 期間 | 採択額 (万円) |
2020 | 応募案件なし | - | - | - | - | - |
2019 | 摩擦接合技術の鋼橋等インフラへの適用性検討 | 藤井 英俊 | 阪大 | 建設用 鋼材WG | 2 | 1,200 |
鉄鋼材料の土壌腐食性評価 | 西方 篤 | 東工大 | 建設用 鋼材WG | 2 | 1,000 | |
鉄鋼スラグ中リン酸の有効活用 | 和崎 淳 | 広島大 | スラグ WG | 3 | 1,500 | |
エリアセンシング技術による製鉄所設備診断 | 石井 抱 | 広島大 | 制御技術 | 3 | 1,500 | |
2018 | 配管減肉スクリーニング検査への円周ガイド波適用性評価 | 西野 秀郎 | 徳島大 | 設備技術 | 2 | 1,200 |
鉄鋼スラグ中リン酸の有効活用に関するFS | 和崎 淳 | 広島大 | スラグ WG | 1 | 700 | |
腐食劣化解析に基づく鋼構造物維持の最適化 | 坂入 正敏 | 北大 | 建設用 鋼材WG | 3 | 1,500 | |
H29 | 資源環境調和型焼結技術創成研究会 | 村上 太一 | 東北大 | 製銑 | 3 | 1,500 |
熱延ROT冷却モデル構築Ⅱ研究会 | 永井 二郎 | 福井大 | 圧延理論 | 3 | 1,500 | |
H28 | アルカリ溶出抑制のための製鋼スラグ凝固組織制御 | 柴田 浩幸 | 東北大 | スラグ WG | 3 | 1,500 |
鉄鋼材料の土壌腐食機構の解明 | 西方 篤 | 東工大 | 建設用 鋼材WG | 3 | 1,500 | |
高機能溶融亜鉛めっき皮膜創成とナノ解析 | 貝沼 亮介 | 東北大 | 表面処理 鋼板 | 3 | 1,500 | |
H27 | 新規コークス製造プロセス要素技術 | 青木 秀之 | 東北大 | コークス | 3 | 1,400 |
H26 | 円周ガイド波による配管減肉検出技術II | 西野 秀郎 | 徳島大 | 設備技術 | 3 | 1,500 |
鉄鋼スラグ中フリーMgO分析法の開発と標準化 | 渋川 雅美 | 埼玉大 | 分析技術 | 3 | 1,500 | |
スケールの伝熱特性支配因子調査 | 須佐 匡裕 | 東工大 | 圧延理論 | 3 | 1,500 | |
H25 | 粒子法による製鋼プロセス解析ツールの開発 | 安斎 浩一 | 東北大 | 製鋼 | 3 | 1,400 |
高亜鉛含有ダストの高度資源化 | 長坂 徹也 | 東北大 | 電気炉 | 3 | 1,000 | |
H24 | 鋼材矯正後残留応力の予測・評価 | 早川 邦夫 | 静岡大 | 圧延理論 | 3 | 1,200 |
円周ガイド波による配管減肉検出技術(FS:2年) | 西野 秀郎 | 徳島大 | 設備技術 | 2 | 700 | |
H23 | 粒子法による製鋼プロセス解析ツール開発(FS:単年度) | 鈴木 俊夫 | 東大 | 製鋼 | 1 | 650 |
鉄鋼分析における技術基盤の再構築を指向した統合型データベース開発 | 上原 伸夫 | 宇都宮大 | 分析技術 | 3 | 1,300 |