全世界で地球温暖化対策が進められる中、エネルギー多消費型産業と位置付けられる鉄鋼業においても、脱炭素・カーボンニュートラル化への取り組みが進められています。高炉製鉄法での水素利用や、電気炉製鉄法での直接還元鉄の利用増大など、現行製鉄法はプロセス変革に相当する大きな技術転換と向き合うことになりますが、それに伴って鉄鋼スラグの性状や発生量の変化が予想されます。一方で、鉄鋼スラグの特性を活用したセメント用途や海域利用など、環境調和資材として貢献し続けることも期待されます。このような背景のもと、鉄鋼スラグに係わる協会・機関・企業より講演をいただき、脱炭素・カーボンニュートラルに連携した視点からの鉄鋼スラグの課題と貢献に関して、情報共有と意見交換を行うことを目的にシンポジウムを開催します。多くの方々の聴講をお待ちしております。

主催：	日本鉄鋼協会　サステナブルシステム部会　鉄鋼スラグ新機能フォーラム
後援：	日本鉄鋼協会　高温プロセス部会　資源・エネルギーフォーラム、製鉄プロセスフォーラム、精錬フォーラム 日本鉄鋼協会　評価・分析・解析部会　スラグ新用途開発のための機能とその関連する材料分析技術の開発フォーラム
日時：	2024年3月12日（火）12:30～16:00　（日本鉄鋼協会春季講演大会の前日）
場所：	東京大学　山上会館（〒113-8654 文京区本郷7-3-1、東京大学本郷キャンパス構内）
参加費：	無料
事前申込：	不要（会場は120名収容可）

プログラム：