[主催] 日本鉄鋼協会 東海支部 [協賛] 日本金属学会 東海支部

日　時： 平成29年11月22日（水） 13：30 ～ 15：00

場　所： 名古屋大学 ES総合館1階 ES会議室

　　　　　http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/access/campusmap.html

講演題目： 「鉄鋼の組織制御と材料設計への計算熱力学の応用」

講　師： 東北大学 多元物質科学研究所

　　　　　大谷 博司 教授

概要

CALPHAD法に代表される熱力学的状態図計算法は，材料の組織制御や材質予測の研究に大きな進展をもたらした．一方，最近の第一原理計算法の目覚ましい発達によって，電子論的手法により計算される熱力学データや相平衡データなどの精度もきわめて高くなり，これまで実験値がないとパラメータを決定できなかったCALPHAD法へ，これらの計算結果を「本当に実験して得たものとほぼ同じ精度のデータ」として組み入れることができるようになった．これによって安定相ばかりでなく，熱力学的には不安定な相の物性をパラメータ化することが可能になり，相平衡や動力学的な計算の幅が大きく広がりつつある．本講演ではこのような不可視領域の物性に関する情報を鉄鋼の組織制御や材料設計に応用した事例について紹介する．

参加費： 無料

定　員： 72名

申　込： 11月15日（水）までに､所属､氏名､TEL､E-mail､を明記の上､下記申込み先へ

　　　　　メールにてお申込みください。なお、当日受付も可能です。