シンポジウム
社会鉄鋼工学部会
9月15日 第6会場
「鉄鋼技術・科学と環境教育」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて配布,参加費:無料〕
座長: 醍醐市朗(東大)、副座長: 中島謙一(国立環境研)
13:00~13:05 開会挨拶: フォ-ラム座長
醍醐市朗(東大)
13:05~13:30 我が国の技術者教育: 木村雄二(工学院大)
13:30~13:55 企業の技術者教育活動と教育における環境対応からの視点: 小松原道郎(JFE)
13:55~14:20 新日鐵の環境リレ-ションズ活動: 篠上雄彦(新日鐵)
14:20~14:45 地球環境問題とは何か、今教育に求められるもの: 石田秀輝(東北大)
14:50~15:15 産業技術をテ-マとした環境教育の提案-携帯電話を題材として-: 松本真哉(横国大)
15:15~15:40 ストップ・ザ・温暖化のための環境科学教育の実践: *松林昭(光華女子学園)、川村康文(東京理科大)
15:40~16:05 ライフサイクル思考による環境教育: *水野建樹(未踏科学技術協会)、本藤祐樹(横国大)
16:05~16:30 教育プログラム事例:TMR
に基づいた資源・素材のライフサイクル思考: *醍醐市朗(東大)、中島謙一(国立環境研)、松八重一代(東北大)
9月15日 第12会場
「鉄鋼産学連携新時代への提言:先進事例のレビューと今後の方向を探る」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて配布,参加費:無料〕
13:00~13:05 開会挨拶: 長谷川史彦(東北大)
座長: 長谷川史彦(東北大)
13:05~13:35 基調講演: 鉄鋼協会の先進的取り組み:問題意識と取り組みの現状と課題について: 友野宏(鉄鋼協会)
座長: 丸山正明(日経BP)
13:35~14:50 講演: 「各大学の先進的活動事例の紹介とレビュー」
4年目を迎えた大阪大学共同研究講座: 馬場章夫(阪大)
第1
期九州大学鉄鋼リサーチセンターの取り組みと実績: 高木節雄(九大)
東北大学先進鉄鋼研究・教育センターと先端・基盤共同研究センター・共同研究研究室について: 原信義(東北大)
座長: 渡邉政嘉(産総研)
15:00~16:15 パネル討論: 馬場章夫(阪大)、高木節雄(九大)、原信義(東北大)、小関敏彦(東大)、松原英一郎(京大)、石川孝司(名大)、丸山正明(日経BP)
16:15~16:20 閉会挨拶
9月16日 第6会場
「近畿地方の鉄と銅の歴史を探る」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000 円〕
司会: フォーラム幹事 佐藤公昭
9:50~10:00 開会挨拶: フォーラム座長
高橋禮二郎(東北大)
司会: 大道和人(滋賀県立安土城考古博物館)
10:00~10:40 弥生時代の畿内社会と金属器生産の技術の展開: 森岡秀人(芦屋市教育委員会)
10:40~11:20 飛鳥・奈良時代における鋳造関連遺物・遺構の基礎的検討: 丹羽崇史(奈良文化財研究所飛鳥資料館)
11:20~12:00 滋賀県湖南地域の古代鉄生産と鋳造遺跡について: 櫻井拓馬(草津市教育委員会)
司会: 穴澤義功(たたら研究会)
13:00~13:40 紫香楽宮関連鍛冶屋敷遺跡における銅の生産技術: 大道和人(滋賀県立安土城考古博物館)
13:40~14:20 「紀州鍛冶」と大野鍛冶の歴史地理-近畿・東海の出稼型鍛冶集団-: 河島一仁(立命館大)
司会: 稲角忠弘(新日鐵)
14:30~15:20 戦後日本における自動車用鋼板の技術革新: 松尾宗次(物材機構)、*黒田光太郎(名大)
15:20~16:20 招待講演:我が国における鉄道車両用車輪・タイヤの研究開発の歴史と変遷: 野田忠吉(元住金)
16:20~16:30 閉会挨拶: 寺島慶一(千葉工大)
創形創質工学部会
9 月15 日 第9 会場
「切削加工による強加工を受けた表面・界面現象」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:1,000 円〕
12:45~12:50 趣旨説明: フォーラム座長
白神哲夫(JFE 条鋼)
座長: 白神哲夫(JFE 条鋼)
12:50~13:15 ミクロ組織から見た切削加工現象の現状理解: 家口浩(コベルコ科研)
13:15~13:40 超強加工の観点から見た切削による加工変質層の特徴: 梅本実(豊橋技科大)
13:40~14:05 切削によって強加工した高強度合金の微細組織と性質: 田中學(秋田大)
座長: 岡田康孝(住金)
14:15~14:40 ドリル加工切りくずの表面組織のTEM
観察: 間曽利治(新日鐵)
14:40~15:05 穴加工による穴内面組織の微細化と疲労強度向上の要因に関する解析: 瀬川俊明(ジヤトコ)
15:05~15:30 鉄鋼材料への摩擦攪拌形バニシング加工による表面強化と金属組織の変化: 笹原弘之(東京農工大)
座長: 家口浩(コベルコ科研)
15:35~16:00 工具被削材界面の現象: 關谷克彦(広島大)
16:00~16:25 トライボメタラジ-の世界(高速切削化に向けて): 岡田康孝(住金)
16:25~16:30 閉会挨拶: 白神哲夫(JFE
条鋼)
材料の組織と特性部会
>9 月16 日 第13 会場
「水素脆化研究の基盤構築」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000 円〕
9:30~9:35 開会挨拶: 座長 高井健一(上智大)
座長: 高井健一(上智大)
9:35~10:05 基調講演: 燃料電池車用水素系部品開発からの水素脆化研究への期待: 自工会圧縮水素容器WG(*榊田明宏(日産)、山本修(トヨタ)、松田和人、植木芳治(ホンダ)、江口徹(スズキ)、福本紀(JARI))
10:05~10:35 基調講演: 水素脆性の評価法とその意義: *南雲道彦(早大名誉教授)
(1) 水素添加法と水素分析 司会: 大村朋彦(住金)
10:40~11:05 Ni-Ti超弾性合金の昇温水素放出挙動に及ぼす水素添加法の影響: *横山賢一(九工大)、酒井潤一(早大)
11:05~11:30 水素吸蔵した亜鉛めっき鋼の水素分析: *大熊隆次、堀川崇史、藤原豊(住化分析センター)
11:30~11:55 高強度鋼の等温保定による水素のトラップ、デトラップ速度定数の推定: *榎本正人(茨城大)、平上大輔、樽井敏三(新日鉄)
(2) 水素脆性・疲労と組織 司会: 秋山英二(物材機構)
13:00~13:25 腐食環境および高圧水素環境における鉄鋼材料の水素脆化: *大村朋彦(住金)
13:25~13:50 HMT法による水素チャージ法の異なる鋼中の拡散性水素の可視化: *堀川敬太郎(阪大)、岡田浩明(院)、小林秀敏、漆原亘(神鋼)
13:50~14:15 水素ひずみ誘起格子欠陥形成と水素脆性: *高井健一、生田裕樹、鈴木啓史、萩原行人(上智大)
14:15~14:40 高圧水素環境下におけるγ系ステンレス鋼の疲労特性: *藤井秀樹、大宮慎一(新日鉄)
14:40~15:05 水素チャージした機械構造用炭素鋼の低サイクル疲労試験
: 山下泰志、*渡辺貴大、加藤強、土田豊(大同大)
(3) 水素脆化評価法 司会: 樽井敏三(新日鉄)
15:15~15:40 高強度鋼の耐遅れ破壊特性評価法: *秋山英二(物材機構)
15:40~16:05 自動車用高強度薄鋼板の耐水素脆化特性評価法: 田路勇樹、*髙木周作、吉野正崇、長谷川浩平、田中靖(JFE)
16:05~16:20 総合討論、閉会挨拶
9 月16 日 第14 会場
「高機能材料としての合金化溶融めっき鋼板の構造と利用特性」フォーラム
「合金化溶融亜鉛めっき鋼板の皮膜形成と特性」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:1,000 円〕
座長: 落合庄治郎(京大)、副座長: 入江広司(神鋼)
12:40~12:50 開会挨拶: 座長
落合庄治郎(京大)
12:50~13:20 GA
めっき皮膜の加工性に関する最近の文献のまとめ: 竹林浩史(住金)
13:20~13:50 GA
皮膜の破壊挙動に関する最近の研究について: 落合庄治郎(京大)
13:50~14:20 皮膜相構造、物性に関する最近の文献のまとめ: 清水剛(日新)
14:20~14:50 GA
皮膜の塑性変形と破壊特性に関する最近の研究について: 高杉隆幸(阪府大)
座長: 高杉隆幸(阪府大)、副座長: 清水剛(日新)
14:50~15:20 溶融亜鉛めっき反応の熱力学: 山口周(東大)
15:20~15:50 溶融亜鉛めっき濡れ性に関する最近の文献のまとめ: 鈴木善継(JFE)
15:50~16:20 合金化処理性に関する最近の文献のまとめ: 入江広司(神鋼)
16:20~16:30 まとめと展望: 座長
高杉隆幸(阪府大)
9 月16 日 第16 会場
「階層的3D/4D 解析によるミクロ組織の多様性の解明」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000 円〕
8:30~ 8:45 組織観察の理想像を目指して-階層的3D/4D
解析の現状と今後の展開: 足立吉隆(物材機構)
座長: 足立吉隆(物材機構)
8:45~ 9:15 基調講演: 3D orientation microscope: Prof.
Stefan Zaefferer(Max Planck Inst.)
3D
X-ray 座長: 戸田裕之(豊橋技科大)
9:15~ 9:35 3D-XRD
による3D 結晶方位解析: 小林正和(豊橋技科大)
9:35~ 9:55 放射光X
線CT によるはんだマイクロ接合部における熱疲労損傷の評価: 佐山利彦(富山県工技セ)
9:55~10:15 高エネルギー放射光を用いた鉄鋼材料のCT
観察およびひずみ分布測定: 菖蒲敬久、桐山幸治(JAEA)
3D
TEM 座長: 波多聰(九大)
10:30~10:50 材料系3D-TEM
の現状とこれから: 金子賢治(九大)
10:50~11:10 電子線トモグラフィーにおける3次元再構成法の現状: 馬場則男(工学院大)
11:10~11:30 STEM
トモグラフィーによる鋼中複合介在物の3 次元解析: 谷山明(住金)
11:30~11:50 転位の3D
観察(回折コントラストの3 次元可視化): 光原昌寿(九大)
3D
SEM/EBSD/FIB 座長: 森戸茂一(島根大)
12:45~13:05 極低炭素鋼ラスマルテンサイトの3
次元解析: 枝松勇真、森戸茂一、大庭卓也(島根大)、足立吉隆(物材機構)
13:05~13:25 コンピューター支援による共析パーライトの三次元可視化: 足立吉隆(物材機構)、諸岡聡(横国大)
13:25~13:45 シリアルセクショニングによるCo-15Fe
合金のbcc 粒界析出物の方位解析: 張国宏、榎本正人、竹内友章(茨城大)、足立吉隆(物材機構)
13:45~14:05 3
次元内部構造情報取得のための完全自動スライサシステムの開発: 横田秀夫、藤崎和弘、古城直道、山下典理男、山形豊、樋口俊郎、牧野内昭武(理研)
14:05~14:25 鉄鋼材料研究における3D
解析例と手法論的課題: 杉山昌章、池松陽一(新日鐵)
加熱・変形中その場解析 座長: 佐藤尚(名工大)
14:25~14:45 高窒素鋼の階層的変形挙動と破壊に関する研究: 小島真由美(物材機構/茨城大)、足立吉隆(物材機構)、友田陽(茨城大)
14:45~15:05 Fe-30%Ni
合金におけるバタフライマルテンサイト組織のその場変形EBSD 解析: 佐藤尚、三浦永理、渡辺義見(名工大)、Prof. Stefan Zaefferer(Max
Planck Inst.)
15:05~15:25 IF
鋼再結晶過程の高温「その場」EBSD 解析: 仲道治郎(JFE)、F.J.Humphreys(Univ. of Manchester)
15:25~15:45 その場中性子回折による低合金鋼熱間加工中の動的フェライト変態: 徐平光(JAEA)、友田陽(茨城大)
動的3D
解析の今後の展開 座長: 池松陽一(新日鐵)
15:45~16:05 Phase-filed
法に基づく3D 組織形成シミュレーションと実験的3D 解析との連携: 小山敏幸(物材機構)
16:05~16:25 鉄鋼組織制御の立場から見た3D
組織解析への期待: 土山聡宏(九大)
9 月17 日 第11 会場
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて配布,参加費:無料〕
9:00~ 9:15 複層鋼板プロジェクトについて: プロジェクトリーダー
小関敏彦(東大)
座長: 萩原行人(上智大)
9:15~ 9:35 複層鋼板の設計の考え方および特性: *南部将一、道内真人、井上純哉、小関敏彦(東大)
9:35~10:05 高強度マルテンサイトの変形: *道内真人、南部将一、井上純哉、榎学、小関敏彦(東大)
10:05~10:25 マルチスケールひずみ計測による複層鋼板の引張り変形機構: *田中義久、殷福星、岸本哲(物材機構)、冨松透、香川豊(東大)
10:25~10:45 マルテンサイト系複層鋼板の曲げ加工性評価: *大家哲朗、柳本潤(東大)
座長: 井上純哉(東大)
10:45~11:05 複層鋼板の水素脆化挙動: *萩原行人、高井健一、鈴木一弘(上智大)
11:05~11:25 金属系複層材料の自動車への適用検討: *谷口裕一、河内毅(新日鐵)
11:25~11:45 熱間圧延SUS420/SUS301積層材の組織特徴及び焼鈍処理の影響: *殷福星、李竜、田中義久、岸本哲、長井寿(物材機構)
11:45~12:05 分子動力学法による鉄固相変態の解析: *澁田靖、鈴木俊夫(東大)
12:05~12:15 総合討論
環境・エネルギー工学部会
9 月15 日 第5 会場
「自然エネルギー・廃熱エネルギー利用のための蓄電システムの最先端」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000 円〕
司会: 金村聖志(首都大東京)
13:10~13:50 持続可能なモビリティ社会に向けた取組み: 朝倉吉隆(トヨタ)
13:50~14:30 当社におけるEV用電池、HEV用電池の開発状況について: 温田敏之(ジーエス・ユアサコーポレーション)
14:40~15:20 電力貯蔵用大型二次電池の開発: 高林正顕(新神戸電機)
15:20~16:00 住宅内設置を含む定置用蓄電池: 宮代一(電力中央研)
16:00~16:30 熱回収のための発電・蓄電システムの有効性: 金村聖志(首都大東京)
9 月16 日 第5 会場
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,
参加費:部会登録者は2,000 円、未登録者は4,000 円 当日登録可能。〕
司会: 天笠敏明(JFE)、秋山友宏(北大)
9:00~ 9:10 開会挨拶: 研究会主査
秋山友宏(北大)
9:10~ 9:40 モデル製鉄所における鉄鋼廃熱発生状況と中低温利用設備の現状: *天笠敏明(JFE)、西村哲也(新日鐵)、濱荻健司(住金)、黒坂俊雄(神鋼リサーチ)、櫻木晶夫(大同)
PCM 材料開発Gr 座長: 長坂徹也(東北大)
9:40~10:00 多価糖類、塩化物、および水酸化物溶体の熱力学とPCMへの応用: 小野寺暁史(現:DOWA)、*平木岳人、柏倉俊介、長坂徹也(東北大)
10:00~10:20 溶融スラグからの熱回収のための基礎的物性値とその測定: *柏谷悦章(京大)
10:20~10:40 蓄熱用相変化コンポジットの開発: *能村貴宏、大矢哲平、沖中憲之、秋山友宏(北大)
10:40~11:00 固相変態を利用したFe
基高温用蓄熱材料の開発: *西岡浩樹、清水正賢(九大)、須浦直之(現:日之出水道機器)
PCM プロセス設計Gr 座長: 黒坂俊雄(神鋼リサーチ)
11:10~11:30 直接接触型潜熱蓄熱槽内の熱流動特性: *埜上洋、池内康祐、佐藤紀子(一関高専)
11:50~12:10 PCM材の過冷却と凝固現象: 魏琳琳(日金工)、*大笹憲一(秋田大)
13:00~13:20 潜熱蓄熱コンテナにおける流れの数学的モデル: *沖中憲之(北大)、釜野博臣(栗本鐵工)、千田武志(三機工業)、能村貴宏、開澤昭英、秋山友宏(北大)
13:20~13:40 潜熱蓄熱材を用いた廃熱利用技術の実例報告: *岩井良博、定塚徹治、千田武志(三機工業)
13:40~14:00 PCMを用いた反応熱輸送システム: 小柳佑平、苷蔗寂樹、伏見千尋、*堤敦司(東大)
廃熱利用技術検討Gr 座長: 葛西栄輝(東北大)
14:10~14:30 高温用熱電変換材料の開発: *沖中憲之(北大)、張麗華(北京科技大)、東松剛(熱電素子開発)、秋山友宏(北大)
14:30~14:50 市販熱電変換素子とPCM
を用いた輻射伝熱発電ユニットの試作: *東松剛(熱電素子開発)、沖中憲之、秋山友宏(北大)
14:50~15:10 DEM
シミュレーションによる廃熱利用高効率乾燥プロセスの検討: *林直人、葛西栄輝(東北大)
15:10~15:30 排熱の回収を目的とした中温水蒸気電解装置の開発: *石原達己(九大)
事業性・システム評価Gr
座長: 天笠敏明(JFE)
15:40~16:10 鉄鋼廃熱有効利用システムの検討と実現への課題: *西村哲也(新日鐵)、天笠敏明(JFE)、濱荻健司(住金)、西村真(神鋼)、櫻木晶夫(大同)
16:10~16:25 総合討論
16:25~16:30 閉会挨拶
評価・分析・解析部会
9 月16 日 第18 会場
「環境調和型鉄鋼分析技術の開発」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,定価4,000 円,会員価格2,000 円,参加費:無料〕
9:00~ 9:10 開会挨拶: 座長 小熊幸一(千葉大)
座長: 小熊幸一(千葉大)
9:10~ 9:40 界面活性剤を用いる固相抽出および液相抽出による鉄鋼分析: *松宮弘明、鬼海高明、坂根雄斗、平出正孝(名大)
9:40~10:10 イオン交換型固相ディスクを用いた固相抽出/ICP-MS
による鉄鋼分析: *長谷川信一(物材機構)
10:10~10:40 FI
システムによる環境調和型鉄鋼化学分析法:分離/濃縮と反応・検出の一体化や直結による鉄鋼中極微量成分の高感度、簡便・迅速な定量: 山根兵(山梨大)
10:40~11:10 147Sm
を内標準としたαスペクトロメトリーによる各種鉄鉱石中のウラン及びトリウム同位体の定量: *平井昭司、馬渕泰孝(東京都市大)
11:10~11:40 ジチゾン抽出を利用した鉄鋼中微量金属の目視定量: *板橋英之、佐藤信子、森勝伸(群馬大)
座長:山根兵(山梨大)
14:30~15:00 ストリッピングボルタンメトリーを利用する高感度鉄鋼分析技術の開発: *田中龍彦(東理大)
15:00~15:30 イオン交換吸着-イオン対溶離法による鉄鋼中の微量トランプエレメントの分離濃縮: *上原伸夫(宇都宮大)
15:30~16:00 オンライン共沈濃縮法を利用する鉄鋼中アルミニウムの蛍光分析: *渡辺邦洋、桜井真希、四反田功、板垣昌幸(東理大)
16:00~16:30 低環境負荷イオン交換分離系の鉄鋼分析への応用: *小熊幸一(千葉大)
9 月16 日 第18 会場
評価・分析・解析部会集会 特別講演「植物プランクトンは鉄の夢を見るか?」
13:15~14:15 講師: 宗林由樹(京大)
単細胞生物である植物プランクトンは、海において光合成により有機物を生産する主役である。森林が形成される陸上と比べて、海における単位面積あたりの生物量(乾燥重量)は1000 分の1 にすぎない。しかし、植物プランクトンは日単位で増殖し、またほとんどすべての海域に分布しているため、世界の海の生物生産(生産される有機物の量)は陸上の約半分に達する。そのため、植物プランクトンは地球規模の炭素循環にも大きな役割を果たしている。近年、外洋においては、微量必須元素である鉄の不足が、植物プランクトンの生長を制限していることがわかった。さらに、鉄が不足している南極海に鉄を撒くことにより、植物プランクトンを増殖させ、ギガトン量の炭素を固定できる可能性が示された。このため、海洋の鉄の重要性がクローズアップされている1)。
しかし、外洋海水の鉄濃度はnmol/kg(~50 ppt)レベルという超微量である。その測定には、採水・前処理・定量操作を通して試料への鉄の汚染(コンタミネーション)を防ぐクリーン技術と、感度の高い分析法が必要である。また、鉄はその化学形によって生物学的効果が異なるが、海水中の化学形を明らかにすることはきわめて難しい。さらに、生物は鉄以外にもさまざまな微量元素を必要とする。
海洋の微量元素と生態系の相互作用を明らかにするため、我々はキレート吸着剤固相抽出-ICP 質量分析法に基づく多元素分析法を開発し2)、海洋観測を行っている。本講演では、以上のような研究の背景、分析法、海洋観測の結果について概説する。
1)藤永太一郎監修,
海と湖の化学-微量元素で探る, (京都大学学術出版会 2005)
2)Y.
Sohrin et al., Anal. Chem., 80, 6267(2008)
9 月17 日 京都大学吉田キャンパス 吉田南1 号館3 階(金属学会C 会場)
「第3期科学技術基本計画から第4期科学技術基本計画へ―材料立国日本の底力―」
〔参加費:無料〕
主催: 材料戦略委員会、全国大学材料関係教室協議会
協賛: 日本学術会議材料工学委員会、日本金属学会、日本鉄鋼協会、日本塑性加工学会、軽金属学会、資源・素材学会、日本材料学会、溶接学会、日本セラミックス協会、日本鋳造工学会、腐食防食協会
本年は第3期科学技術基本計画の中間点にあたり、最近の地球温暖化の一層の進展、資源価格の高騰、金融危機に端を発した経済危機などの新たな事態への対応も含めて、これまでの重要研究開発課題の解決状況がフォローアップされている。
材料立国日本の底力を発揮してこれからも日本が持続して世界の科学技術振興のリーダーとなるには、第4期科学技術基本計画に向けて何をすべきかを考えるきっかけとして、本シンポジウム・集会を活用していただきたい。
司会: 材料戦略委員会副委員長 松宮徹
13:00~13:05 開会の辞 : 岡田益男(材料戦略委員会委員長)
13:05~13:30 第3期科学技術基本計画の中間フォローアップ : 馬越佑吉(総合科学技術会議)
13:30~13:55 ナノテクノロジー・材料分野の政策 : 山下洋(文科省研究振興局)
13:55~14:20 ナノテクノロジー・材料分野の政策 : 田端祥久(経産省製造産業局)
14:35~14:45 材料戦略委員会活動 : 馬渕守(材料戦略委員会幹事)
14:45~14:55 希少資源・元素戦略 : 原田幸明(物材機構)
14:55~15:05 学協会の材料戦略-日本塑性加工学会 : 中村保(静岡大)
15:05~15:15 材料分野における人材育成 : 小島彰(鉄鋼協会)
15:15~15:20 閉会の辞 : 黒田光太郎(全材協会長)