材料の組織と特性部会では、2024年度に新たに3つの自主フォ-ラムを設置いたします。2024年度設置の自主フォ-ラムの活動期間は2024年3月1日から2026年2月28日までの2年間とし、特に活動の継続を必要とする場合には更新することもあります。参加ご希望の方は下記の世話人に直接ご連絡下さい。
なお自主フォーラム提案は随時受け付け、審査を行います。本部会登録会員5名以上の発起人による申し出により提案ができますので、ご希望の方は日本鉄鋼協会の下記問合せ先へご連絡下さい。 |
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1. | 「持続可能社会へと導くステンレスの高機能化」自主フォーラム
趣旨:持続可能な社会を実現するために、CO2排出量削減、省エネルギー、新エネルギー、資源の有効利用等に係る技術開発が活発になされている。ステンレス鋼が発明されて100年以上が経過、優れた耐食性、耐熱性などを理由に幅広く使用されているが、次世代においてもこのポジションを保つには、さらなる高機能化・多機能化が必要である。そこで、本自主フォーラムでは、新たなステンレス鋼の姿を求め大学、企業の垣根を越えて技術討論を行う。
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2. | 「微生物腐食発生・進展機構の理解とリスク制御」自主フォーラム
趣旨: 微生物腐食は材料の信頼性・耐久性、および腐食現象の解析・寿命評価という材料学に密接に関わる課題で有り、リスク制御に向けた学理の充実も求められている。本フォーラムでは、微生物腐食の機構解明/リスク制御に関わる材料学的因子と生物学的要因を精緻に解明するための研究手法/体制を考案、検証、センシング、追及、開発していくための討論の機会を形成する。関連研究分野の知識を網羅的・系統的に理解するためのオンライン勉強会、対面セミナー(講演会)を企画し、先導的な微生物腐食研究の確立/発信にむけた機運を醸成する。
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3. | 「脱炭素社会における高機能チタン材料」自主フォーラム
趣旨: 昨今、二酸化炭素削減に対してこれまで以上の厳しい目標が設定され、輸送機器の電動化や火力発電からの離脱などの動きが進む事による産業構造の変化も著しい。また、戦争や紛争の影響で、原材料の流通の変化や、供給困難など、さらに厳しい状況が続いている。社会・産業構造の変化に耐えうるチタンおよびその合金設計、材料流通などの議論を行うことを目的として、「脱炭素社会における高機能チタン材料」自主フォーラムの設置を希望する。
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