材料の組織と特性部会では、本部会で対象とする分野の中から重要と思われるいくつかのテーマを取り上げ、その分野の研究の活性化を図るためにフォーラムを設置しております。
2024年度は新たに2つのフォーラムを設置いたします。活動期間は、2024年3月1日から2026年2月28日までの2年とし、特に活動の継続を必要とする場合には更新することもあります。またフォーラムには運営費が配分されます。 下記フォーラムへの参加を希望される本部会登録会員は、(1)氏名(2)所属(3)電話番号(4)電子メールを明記の上、下記の世話人へ直接ご連絡下さい。 1.「耐水素脆化材料の評価・解析技術の温故知新」フォーラム
趣旨:脱炭素社会の実現に向けて水素エネルギーの活用、輸送機器等のエネルギー効率化のための構造部用鉄鋼材料の高強度化がすすめられているが、水素脆化の発生が問題となる。本フォーラムでは、1990年代以降に行われた鉄鋼材料の水素脆化に関するプロジェクトで得られた研究成果の情報を共有し、鉄鋼材料の水素脆化メカニズムや水素脆化特性評価技術の共通認識を深めるとともに、それらのプロジェクトの残課題や継続検討が必要なことを明確化する。
世話人(代表者):東北学院大学 工学部 北條 智彦 TEL.022-354-8725、 E-mail: tomohiko.hojo@mail.tohoku-gakuin.ac.jp 2.「量子ビーム工学に基づいた鉄鋼材料設計」フォーラム
趣旨:量子ビームを用いた新しい測定技術は、その場測定や金属組織の定量等、既存の観察技術と相互補完することで、様々な場面で威力を発揮する。当該フォーラムでは、金属組織評価における新しい量子ビーム測定技術の有効性を示す成果を創出することを最終目標とし、量子ビーム測定技術を用いて金属組織の形成の学理を追求することを目的として参画機関による共同調査・議論等の活動を行う。
世話人(代表者):日本原子力研究開発機構 諸岡 聡 TEL.080-7279-5295、E-mail: morooka.satoshi@jaea.go.jp |